防犯グッズ・設備の選び方と活用法——目的別に選ぶおすすめの防犯アイテム

「防犯グッズを買いたいけど何から始めればいいかわからない」という方は多くいます。防犯グッズは種類が多く、効果のあるものを選ばなければ費用の無駄になることも。本記事では目的別に、効果的な防犯グッズの選び方と活用のポイントを解説します。

防犯グッズを選ぶ前に——「何を防ぐか」を決める

防犯グッズは「何から自分や家族を守りたいか」という目的によって選ぶべきものが変わります。侵入窃盗を防ぎたいのか・不審者への抑止効果を高めたいのか・万一の際に証拠映像を残したいのかで、優先すべき設備が変わります。

予算が限られている場合は優先順位を決めて取り組むことが重要です。一般的な優先順位として「①施錠の強化(補助錠)→②視認性・威嚇(センサーライト)→③記録・証拠(防犯カメラ)→④ガラス強化(防犯フィルム)→⑤アラーム系」の順が費用対効果の高い順番です。

玄関・ドア周りの防犯グッズ

補助錠(ダブルロック)

玄関ドアへの補助錠追加は最も費用対効果が高い防犯投資の一つです。後付けで設置できる製品が多数販売されています。賃貸マンション対応の原状回復可能なタイプもあります。製品選びのポイントは、外から見たときに「鍵が2つある」とわかりやすいデザインにすること(抑止効果のため)・防犯性能の評価が高い製品を選ぶことです。

ドアスコープカバー

内側からドアスコープを塞ぐカバーです。数百円〜で購入でき、取り付けも簡単です。外からのサムターン回し・室内の観察を防止します。

ドアチェーン・ドアガード

来客時にドアを完全に開けずに対応するための補助器具です。ただしドアチェーンは体当たりによる強引な侵入には耐えられない場合があります。あくまで「確認のための開口制限」として使用し、不審者に対してはドアを開けないことが原則です。

スマートドアベル(映像付きインターホン)

スマートフォンと連携し、来訪者の映像をリモートで確認できるシステムです。外出中でも「いま出られません」とスマートフォンから応答でき、「家に人がいる」と思わせる効果があります。録画機能付きの製品では不審者の記録も残せます。

窓・ガラス周りの防犯グッズ

窓用補助錠

クレセント錠に追加するタイプと、窓の開口量を制限するタイプがあります。両方を組み合わせることで「ガラスを割って手を差し込んでも開かない」状態を作れます。粘着テープで貼り付けるタイプは賃貸住宅でも原状回復が容易で、コスト面でも1,000〜2,000円程度と手頃です。

防犯フィルム

ガラスに貼るだけで飛散・侵入を遅らせる効果があります。選び方のポイントは厚さ(350ミクロン以上が望ましい)・透明度(貼った後の見た目)・耐侵入時間(CPマークの有無)を確認することです。CPマークは「防犯性能の高い建物部品」として公的機関が認定した製品に付与されるマークで、品質の目安になります。

前述のとおり、防犯フィルムは窓ガラスの全面に貼ることが効果を発揮する条件です。部分的な貼り付けでは意味がないことを覚えておいてください。

窓用センサーアラーム

窓の開閉や振動を検知してアラームを鳴らすセンサーです。電池式で数千円〜で購入でき、設置も簡単です。大きな音で鳴ることで侵入犯を驚かせ・逃走させる効果があります。玄関ドア・勝手口・1階の窓・ベランダの窓に設置することをおすすめします。

屋外設置型の防犯設備

センサーライト(人感センサー付き照明)

夜間に人が近づくと自動で点灯するライトです。不審者への威嚇・近隣への異常の知らせ・防犯カメラの撮影環境改善の3つの役割を果たします。設置場所として特に有効なのは玄関・駐車場・裏口・庭の暗い場所です。

選び方のポイントは、感知範囲と感知距離(3〜5m程度が一般的)、明るさ(ルーメン値が高いほど明るい・500ルーメン以上が目安)、防水性能(屋外設置の場合はIPX4以上)、ソーラー式か電源式かの確認です。ソーラー式はコンセントがない場所でも設置できますが、日照条件によって性能が変わります。

防犯カメラ

映像の記録と抑止効果の両方を担う防犯設備の中核です。カメラの選び方については以下を確認してください。解像度はフルHD(200万画素)以上が証拠映像として有効です。夜間撮影性能として赤外線LED搭載の暗視機能の有無を確認してください。録画方式はSDカード・クラウド・HDDのいずれかで、長期保存が必要かどうかで選びます。設置場所として玄関・駐車場・裏口・ゴミ置き場が特に有効です。

「防犯カメラ作動中」の告知ステッカーは、カメラ周辺と玄関入口に掲示することで抑止効果を高めます。

携帯できる防犯グッズ

防犯ブザー

外出中の身を守るための基本グッズです。バッグの外側・すぐに引っ張れる位置に取り付けてください。音量85〜100dB以上のものを選び、定期的に電池を交換して機能を確認してください。実際に鳴らす練習をしておくことで、緊急時に素早く使えます。

防犯スプレー

催涙スプレー・護身用スプレーは危険が差し迫った際の最終手段として有効ですが、使用には練習が必要です。射程距離・使用方法をあらかじめ確認しておいてください。

GPS・位置情報共有アプリ

子ども・高齢者の見守りに有効なGPSデバイスやスマートフォンアプリがあります。緊急時に位置情報を家族に知らせる「SOSボタン」付きのものもあります。

※参考:警察庁「住まいる防犯110番」(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/bouhan/index.html) ※参考:一般社団法人日本防犯設備協会「CPマーク」(https://www.ssaj.or.jp/)

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